作家失格

売れる作家を目指す底辺もの書きの愚痴

売れない役者と売れない小説家

知人に売れない役者がいた。
結婚もせず、就職もせず、親のお金で暮らしてきた。
実家は若い頃に出ていたが、住んでいるのは親の持ち家。
一から十まで親の世話になって役者を目指したが、売れないまま50才を越えた。
そんな人が、朝ドラの出演が決まったと大喜びしていたので、こちらも嬉しくなり予約録画で出演シーンを見た。
一言だけセリフのある通行人の役だった。
つまり、エキストラだ。


売れない役者は大変だなあと思う。


売れない小説家は、まだ、いい。
定職についたまま、小説を書けるからだ。
休日や、勤務後など、ちょっと時間があれば書くことが出来る。


ところが、役者というのはそういかない。
撮影現場まで指定された日時にいかなくてはならない。
いかなければ、仕事がなくなる。
当然、定職にはつけない。バイトもままならない。
生活は苦しく、将来の見通しが立たない。
若い時はまだ夢で生きていけるが、40才を過ぎて芽が出ない人は夢を諦めることも考えたほうがいいだろう。
諦めきれないまま50才を越えた知人は、精神を病んで、日常生活もままならなくなってしまった。
目指すなら、小説家の方がいいと思う。