作家失格

売れる作家を目指す底辺もの書きの愚痴

作家が筆を折る時(2)

デビューさえすれば、人生薔薇色になる。
そう信じて公募を目指す人も多いだろう。
確かに受賞して書籍デビューすれば、多少はいい目にも遭う。
でも、「多少」だ。そこがピークだ。
大賞をとったところで、次に書いた作品がすべて書籍化する保証もない。
投稿者も苦しんだ。
・企画が通らない。
・無事に通って書いても、編集の直しが入って書き直し。全然、本にならない。
・ようやく本になっても、売れなければ新企画提出に戻る。
・あげく、担当が異動になって、新担当に相手にされなかった。


デビュー作が売れればしばらくは続刊で食べていけるが、爆死したら悲惨。
その後はひたすら新シリーズを生み出す日々。その間、収入はない。
デビューしても仕事を辞めるなというアドバイスは肝に銘じる必要がある。


自分は、アイデアが出れば担当編集者に連絡する程度。
あとは別の仕事をしながら書きたい作品を書いて暮らしている。
完成したら連絡して、駄目なら公募にだして。チャンスをうかがう。
それじゃ駄目なのか?
今どきはたった一つのレーベルにこだわる時代でもない。
門戸は広く開いていると思う。
「俺は、大賞受賞者」
もしその気持ちが再起を邪魔しているなら、さっさと切り替えた方がいい。